村の学校
村で一週間滞在して何をしてるか。
村の学校に毎日通って映像授業を導入していくために先生と生徒といろんなやりとりをしてます。
私の学校。
今年のプロジェクトはとりあえず10年生をサポート。
10年生が終わると大きな試験が待ってる。
去年まではSLC(School Leaving Certificate)っていう全国統一試験があってこの点数によって次のカレッジ的な学校(10+2)のレベルが決まる。SLCのスコアによって10+2で学べる専門科目が変わってきて、それが大学や就職にも影響する。
このSLC、私立では合格率90%で公立では20%とか。
こりゃ大変だ。
今年から制度に変更があって、全国統一ではなくて地域ごとの試験になって合否もなくなったんだけど、それでもその後の教育にはこのグレード結果が必要になるから、大変なのは変わらない。
公立の中でも特に村の方では勉強意識が低い。
学校から帰ったら畑仕事や家畜の世話のお手伝いをしないといけないし、高等教育に子どもを送るお金がなかったり、いろんな経緯で勉強があまり重視せれていない。
とりあえず、私は10年生の数学と理科の授業をサポートしてて、それに加えてEnglish Speakingを教える機会ももらってる。
ただ映像を渡すだけでは生徒は上がらない。日本でも一緒。
生徒や先生の意識だったり、理解できていない子に対するサポートだったり、みんなが学べる環境・システムを作っていこうとしてる。
ハゲそうになるくらい難しいけど。
日本と違うのは学校だけじゃないから、何か変えようって思っても人の性格とか社会のシステムとかいろんな違いがあって伝わらなかったり、思うようにいかなかったり。
「相手の気持ちを知ること。それから自分の気持ち。」
自分の中での葛藤。
問題はたくさんあって1年後に髪の毛が残ってるか不安になるけど、
それでも先生、生徒、カトマンズで一緒に仕事してるメンバー、そこらへんで出会う人々、みんなみんないい人で、悪い人には一人も会ったことなくて、いつも笑わせてくれるネパール人。
この国が今以上にいい国になれるように、頑張るよ。