ルンビニ③ルンビニ周辺のブッダゆかりの地巡り
ルンビニには実はブッダが3人いた。
ん?どゆこと?ってなるよね。
今まで書いてきたのは一番有名なシャカムニ・ブッダの話。
彼の他にもカナカムニ・ブッダともう一人(名前忘れちゃった)がいて、どうやらこの二人はブッダの前世らしい。
旅中どれだけ混乱したことか。
ルンビニ2日目はひたすらブッダゆかりの地巡り。
ブッダが出家する29歳までを過ごした王宮跡。
レンガの遺跡がぐねぐねになってるのは初めて見た。
あのブッダがここで育ったんだよ。自分がそこに立ってるのが不思議な気持ちに。
すごい場所のはずなのに、あの管理のされてなさ。
触れるし、乗れるし、いろいろ持ち出せるし。
発掘されているのはまだ2世紀以降のもので、ブッダの時代のものはまだこの下に埋まってるんだって。
えらいこっちゃ。
ブッダが出家し、悟りを開いてから初めて故郷に帰ってきて奥さんや息子に会った場所。
どの遺跡もまだ訪れる人が少ないこともあって、ブッダの時代からほぼそのまま保存されてきてるんじゃないかな。
レンガの彫刻もこんなに綺麗に残ってる。
シャカムニ・ブッダの前世の1人、カナカムニ・ブッダが祀られている場所。
ここでもアショーカ王の石柱が発見され、カナカムニ・ブッダの生誕地と考えられている。
このカナカムニ・ブッダはあまり人を教えることをしなかったからシャカムニ・ブッダほど有名にはならなかったらしい。
カナカムニ・ブッダの生誕地であるという根拠はこの石柱だけ。
ここの周りはただの草原。
遺跡っぽいものが散らばっててまだこれから発掘予定らしい。
ここに立ち入るためにガイドさんがセキュリティーに電話して許可とったから!って笑顔で言ってくれたけど、この何もない平原で本当に許可がいるのかな?
ブッダの遺灰が埋葬されているストゥーパ。
この日はすごく暑かったけど、ここに来たらすごく気持ち良い風が吹いてて、鳥と虫と風の音しか聞こえないのどかな場所。
みんなで地べたに座ってしばらく瞑想。
眉間によってたシワが和らいで、体の力がふぁーって抜けていくのが感じた。
ここは間違いなくパワースポット。
ルンビニは何もないっていう人が多いけど、ルンビニ園の寺院以外にもルンビニ周辺の遺跡にも足を延ばすと盛りだくさん。
何もない草原の中にぽっこり出てくる遺跡たち。
遺跡自体は埋まってて見えない状態であっても、このルンビニの自然と雰囲気は、きっとブッダが感じてたものとほとんど変わらないんだろうなとか思うと心が穏やかにならずにいられない。