女性のお祭りTeej
日曜日はTeejっていうフェスティバルだった。
ティージは女性のためのお祭り。
結婚してる女性が旦那さんの健康と長寿を願って1日断食する。
水も飲まない。
昔は唾も飲まなかったらしい。ほんまかいな。
今では独身女性でも将来良い旦那さんが得られるように断食する人もいる。
私は断食したかって?
してないよ。
間食すらやめられない私にとって断食だなんて自殺行為。
それだったら良くない旦那さんでもいいよ!って強がってみたり。
Teejは1日だけど、最近では1週間や1ヶ月間祝うようになってきた。
特にTeej前2日間は踊って食べて踊って食べて食べて食べて食べる。
ティージ2日前のカトマンズ市内の学校のフェスティバル。
踊る。
食べる。
また踊る。
生徒さんはそれぞれの民族衣装を着てくれて、先生も一緒に踊る。
ネパール人は音楽があればいつでもどこでも踊りだす。
踊りってみんなハッピーになってすごく好きだな。
ティージ1日前、知り合いの家で親戚が集まって食べて踊って踊って食べて食べて食べる。
1日断食を乗り切るために前日に蓄えるんだってみんな言うけど、寝て起きたら普通にお腹空いてるでしょ。
今では女性が食べて踊って、断食したい人はするっていうパーティー要素が大きくなってるフェスティバル。
でも本来は旦那さんへの祈りの他に、結婚して家を出た女性が実家に帰って親と過ごす日でもあった。
村の方では、兄弟やお父さんが数日間かけて歩いて家に迎えに来てくれて一緒に実家に帰ることも。
昔は食べ物も十分でなかった村が多かったから、娘が帰ってくるこの日のために食べ物を保管してちょっとでも良いご馳走を出そうとしたんだって。
この日に親が娘を呼ぶことで、「家から出て行ってもまだ私たちはあなたのことを愛してるよ」っていうlove and caringの日。
今では特にカトマンズではジュエリーやドレスの布を渡すことが多く、長期間祝うようになって、昔とはだいぶ変わったみたい。
ティージ当日は知り合いとネパール最大のヒンズー寺院パシュパティナートに行ってきた。
パシュパティナートにはヒンズー教の最高神の一人であるシバ神が祀られていて、世界の中でも最も重要なシバ寺院の一つ。
ティージではこのシバ神にお祈りをするため、パシュパティは赤いサリーを着た女性で溢れかえってた。
寺院に入るための長い行列。
列の終わりも見えないし、寺院も見えない。
この列に並んだら夜までかかっちゃう。
しばらく人だかりを見てから帰った。
食べて踊って、サリー着て写真撮って親戚とワイワイっていう風になってきたお祭り。
本来の祭りの意味が薄れてきてるからあまり好きじゃないっていうネパール人が何人かいた。
ネパールにはたくさんの祝日があって、「今日は仕事・学校休みか」で終わってたけど、こうやってフェスティバルの由来を知るのも大切だね。
日本でも一緒。
海外に出るたびに日本についてもっと知らないとなって思わせられる。
日本について聞かれ答えられないことがたくさんある・・・
ネパールと日本両方について勉強中。